ペアトレードはチャートを重ねただけでもできるって言うけど本当に儲かるの?という疑問にお答えできるよう、どのようなトレードをしているかと合わせてご紹介します。
こんにちは!たけのこ(@takenoko_fx)です。
今回は、2つの銘柄のチャートを重ねただけのペアトレードって本当に儲かるのか?実際のストラテジーと一緒に2024年1月の結果を紹介します♪
ペアトレードは、相関性の高い2つの金融商品の価格差を利用して利益を得るトレード手法です。2つの金融商品の価格が乖離した時に、割高なほうを売り、割安なほうを買い、その後2つの金融商品の価格が近づいたときに反対売買を行って利益を得るトレード手法です。
ペアトレードでは「為替変動の影響を抑えられる」、「相場の方向性に左右されない」、「スワップポイントが得られる」、「リスク管理がしやすい」といったメリットがあります。
以前からお話をいただいていたペアトレード研究所(ペアトレ研)さんに合流することとなりました。ペアトレ研さんも同時期に同じ勉強会に参加されていて、独自のロジックでペアトレードを回しておられます。ペアトレードは安心・安全・堅実に利益を積み上げられる手法だと思いますので、微力ながらその魅力の発信をお手伝いできればと考えています。
注意点
たけのこが取り組んでいるペアトレードは、次のようなタイプです。
●ルールに基づいたエントリー・イグジット
●トレードに追われる生活はしたくない
ですので、秒スキャ・分スキャや、短時間に数万~数百万円の利益を狙う手法とは根本的に異なります。
エントリー後の値動きに一喜一憂せずともホールドし続けられる安心と、ルール化によって自動的な取引や通知による安全と、トレードを終えると確実に利益を残すことができる堅実を追求しています。
たけのこも以前はダウ理論に基づいたライントレードばかりでしたが、今ではペアトレードを極めたくてすっかりのめり込んでいます(^▽^;)
チャート重ねのペアトレード状況
2024年1月のチャート重ねによるペアトレードの結果です。
動画ではOPTと呼んでいますが、たけのこの造語です(^▽^;)ツールや通知の文字が長くなってしまうので、チャート重ねのOverlay Pair Tradeの頭文字として使っているものです。
GBP/USDとEUR/USDのペアトレード
2024年用にチャート重ねをやり直し、それを元にトレードしています。
年始早々から鞘が開き始め、1月中に3本エントリーしました。
ご紹介する最初のペアなので利確報告からできれば…と思いましたがうまく行かないものです。今回の重ねたチャートで昨年の4月~12月で回した場合、約45万円のプラスとなります。
なお、昨年(2023年)に重ねたチャートでトレードしていたものについては、1月中旬に決済完了しました。保有期間は2週間から約1か月、合計30,000通貨でプラス47,000円でした。
よく「どこでチャートを重ねるべきですか?」という質問をいただきますが、選定するペア(=良好な相関関係を持つ通貨ペア)をまちがわない限り、どこで重ねても成立するのがペアトレードの良さです。
ペアの選定については、こちらの記事でご紹介しています。
GBP/AUDとEUR/AUDのペアトレード
GBP/AUD・EUR/AUDも年始から鞘が開いています。
GBP/AUDのショートを建てていますが、だいぶ踏み上げられています。
ペアトレードではGBP/AUDのショートを建てると同時にEUR/AUDのロングを建てていますので、GBP/AUDのマイナスとEUR/AUDのプラス分が相殺されることが、ペアトレードを安心して長時間ホールドすることができる背景にあります。
AUD/JPYとNZD/JPYのペアトレード
3つ目のペアはAUD/JPYとNZD/JPYの組合せです。
上の2つのペアとは異なり、1月中に4回の鞘閉じが発生しています。
EUR/JPYとCHF/JPYのペアトレード
最後にEUR/JPYとCHF/JPYのペアトレです。
4回のペアトレを終え、月末時点で9個のポジションを開いている状態でした。ポジション数が多くなっていることと、だいぶ鞘が収束しつつあるので、ルールに従って少しポジションを軽くする調整を入れました。
なお、EUR/JPYとCHF/JPYは強い相関関係にある通貨ペアなので、現在の設定を過去9か月回した場合にどうなるかをバックテストしたら約400万円のプラスでした。これは今後が楽しみです。
まとめ
ペアトレードを学び始めるとだんだん難しい言葉を知り、深みにはまっていきます。
その結果、ペアトレってよく分からん!と離れて行ってしまう方もありますが、大事なことはやり続けることだと思っています。今回の動画や記事が、チャート重ねのペアトレードでも利益を出すことができるんだなぁ…と感じていただければ幸いです。
チャート重ねを発展させ、さらに小難しい計算を挟んだバージョンのトレードの結果もご紹介しているので参考にしてください!