たけのこのFX日記

たけのこです。FXのペアトレードを勉強中です。

海外FXで利益が出たペアトレードの確定申告/YouTubeペアトレ勉強会

4月から始めたペアトレード実戦では、幸いなことに利益が出ました。
たけのこは海外のFX会社を使ってペアトレードをしていますが、国内・海外問わずFXの利益は確定申告する必要があります。
今回は確定申告の結果を報告します。

 


こんにちは!たけのこ(@takenoko_fx)です。

2022年11月から、現役クオンツトレーダーを師に仰ぎ、ペアトレードの手法について勉強しています。このブログは、ペアトレードについて学んでいることのアウトプットとして作成しています。

ペアトレードは、相関性の高い2つの金融商品の価格差を利用して利益を得るトレード手法です。2つの金融商品の価格が乖離した時に、割高なほうを売り、割安なほうを買い、その後2つの金融商品の価格が近づいたときに反対売買を行って利益を得るトレード手法です。
ペアトレードでは「為替変動の影響を抑えられる」、「相場の方向性に左右されない」、「スワップポイントが得られる」、「リスク管理がしやすい」といったメリットがあります。

 

 

2023年のトレード結果

勉強会で座学の修了を認められて(?)2023年4月から実戦フェーズに入りました。
4月から9月までは順調に利益を積み上げましたが、10月から12月にかけてマイナス推移し、最終的には4,000ドル弱の利益となりました。

運用期間 2023年4月からの累計
9か月経過 +3,879ドル

 

海外FXの利益にかかる税金・税率

会社員(個人)の場合、国内のFX会社でのトレードは申告分離課税が適用される雑所得に分類され、所得税15%復興特別所得税0.315%(所得税率の2.1%)+地方税5%の一律20315%が課税されます。

一方、海外FX会社でのトレードは、本業の給与所得などと合算した上で所得税・地方税が計算される(総合課税)雑所得に分類されます。
所得税の税率は次の表のとおりです。

この表は所得税の税率であり、さらに10%の地方税が課税され、税負担率は最高で55%にも及びます。海外FXの利益が増えれば増えるほど税金が高くなることに注意が必要です。

 

海外FXの確定申告方法

たけのこはXM Tradingという海外FX会社を使っています。
申告に使用する年間取引報告書は、MT4やMT5のレポート機能を使用して出力したものがそのデーターになります。
MT5では、口座履歴の画面で右クリックして「期間指定」→始点を2023/1/1・終点を2023/12/31で2023年中のトレード結果を表示させ、さらに右クリックの「レポートの保存」からOpenXML(EXCEL形式)で取得します。

円建て口座の場合は総損益欄の金額が、申告用の総収入金額になります。たけのこはドル建て口座だったので、総損益欄の値に2023年の終値(140.998)を乗じて申告用の総収入金額となりました。

レポートは+3,900ドル弱なのに、最終利益が減っているのは余計なトレードをしてしまったためです(反省)。

この金額を、国税庁から提供されている「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」に入力し、利益を得るための支出(パソコン代や通信費などなど)も入力して最終損益を計算します。
先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書|国税庁

こうやって求めた最終利益を国税庁の確定申告書作成コーナーで雑所得に反映して確定申告を提出しました。

 

海外FXは手残りが少ない

会社員の場合、海外FXで利益を上げた場合、給与所得と合算した総所得が330万円を超えてしまうと税率の関係で手残りが少なくなってしまうのは大きな課題だと感じました。
一方で、海外FXでは少ない証拠金で大きな金額を動かせたり、スワップを考慮せずに済む口座を使えることはメリットでもあります。

それぞれのメリット・デメリットを正しく把握して付き合っていきたいと思います。