たけのこのFX日記

たけのこです。FXのペアトレードを勉強中です。

国内FXと海外FXのどっちが良いか?|勉強会雑談ピックアップ

勉強会雑談シリーズです。
勉強会で開かれる雑談ディスカッション(全体や1:1など)の中でお話した内容をピックアップしています。今回は「ペアトレードには国内FXと海外FXのどっちが良いか?」について私見を述べてみたいと思います。

 


こんにちは!たけのこ(@takenoko_fx)です。

今回の雑談ピックアップはペアトレードには国内のFX業者と海外のFX業者のどちらを使うのが良いか?についてです。

たけのこは2022年11月から、現役クオンツトレーダーを師に仰ぎ、ペアトレードの手法について勉強しています。このブログは、ペアトレードについて学んでいることのアウトプットとして作成しています。

ペアトレードは、相関性の高い2つの金融商品の価格差を利用して利益を得るトレード手法です。2つの金融商品の価格が乖離した時に、割高なほうを売り、割安なほうを買い、その後2つの金融商品の価格が近づいたときに反対売買を行って利益を得るトレード手法です。
ペアトレードでは「為替変動の影響を抑えられる」、「相場の方向性に左右されない」、「スワップポイントが得られる」、「リスク管理がしやすい」といったメリットがあります。

 

 

間違いないのは国内FX会社です

日本でFX取引をするのであれば、国内FX会社を選べば間違いありません。
その理由はひとえにトレーダーの資金の保全にあります。

国内FX会社は金融庁の認可を受けており、トレーダーから預かった資金を信託保全する義務があります。間違ってもトレーダーから預かった証拠金を自分で運用したり、事業で回したりしませんので、たとえ国内FX会社の事業が行き詰ったときでもトレーダーは預け入れた証拠金を引き出すことができます。

金融庁からも海外FX会社を利用することに対する注意喚起を発出しています。

無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください:金融庁

 

弱者にとって海外FXはひとつの選択肢

金融庁から注意喚起は出ているものの、先の注意喚起のページには次のように記載されています。

日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法です。取引を行う前に取引の相手が登録を受けているかこちらで確認して、無登録の海外所在業者との取引は行わないよう、注意してください。

無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください:金融庁

海外FX会社の国内営業が違法であって、海外FX会社を使って取引することは違法ではありません。資金力の乏しい私たち個人投資家にとっては強い味方となる機能も備えており、メリットとデメリットをよく判断した上でツールとして使うというのもひとつの選択肢ともいえるとも思っています。

海外FX会社を使うメリット

海外FX会社でトレードすると、国内FX会社に無い次のようなメリットがあります。
これらのメリットは、たけのこにとって海外FX会社のデメリットを遥かに超えるメリットだと考え、ペアトレードはXM tradingという会社の口座でトレードをしています。

資金効率が極めて高い

国内FX会社では、預け入れる証拠金に対して25倍までのトレードしかできませんが、海外FX会社の場合は最大1,000倍超ものレバレッジをかけてトレードすることができます。つまり100万円を資金にトレードする場合、10億円のトレードが可能になるため、預け入れる資金に対して非常に高い効率でトレードを回転することができます。

追証の心配がない

海外FX会社ではほとんどの会社でゼロカットシステムを導入しています。これは、仮にトレードしていて残高がマイナスとなった際に、FX会社が残高をゼロに戻す機能です。この機能のおかげで、相場が逆行した場合でも入金額を超える損失は発生しないこととなっています。

国内FX会社にはこの機能が無く、ひとたびクラッシュ相場が発生すると、無限の追証を求められるリスクがあります。実際に、2015年にスイスフランショックが発生した際は、CHF/JPYはものの15分で2,000pips近く暴落し、強制ロスカットが発生したものの、残高がマイナスになる人が多発→追証地獄が発生しました。
このようなショック相場は予見することは難しいですし、ましてここ数年の急激な円安によって日銀による介入の話も持ち上がっていることは、ショック相場への備えが欠かせないものだと感じています。

MT4・MT5が利用できる

MT4(MetaTrader4)とMT5(MetaTrader5)は、世界中で広く利用されているFX取引プラットフォームです。MT4・MT5は豊富なカスタムインジケーター(移動平均線やボリンジャーバンドなど)を利用でき、さらに自動売買(EA)も可能です。
FXは月曜日早朝から土曜日未明まで24時間取引できるため、EAによる自動売買を稼働させることでトレードチャンスを逃さずに取引することができるようになります。

海外FX会社のリスクを限りなく小さくする使い方を心がける

一方で海外FX会社のリスクは、預け入れた証拠金やトレードで稼いだ儲けを引き出せない、いわゆる出金リスクです。このリスクを小さくするためには「海外FX会社に預ける証拠金は可能な限り少なくする(最悪、ゼロになっても諦めのつく金額に留める)」ことと「得られた利益はこまめに出金する」ことが必要だと思います。

特に後者の「得られた利益はこまめに出金する」は、いつそのFX会社が出金拒否してくるか分からないことへの対策に加え、せっかく稼いだ利益を飛ばしてしまうリスクへの対策としても効果的だと考えています。
こまめに出金することで、トレードをコツコツ繰り返して利益を積み上げても、ちょっとしたきっかけでその利益を飛ばしてしまうコツコツ・ドカンが発生しても全損するリスクを排除することができます。海外FX会社によっては、一定の金額以上を出金しないと出金手数料を取られる場合があるものの、その手数料を支払ったとしてもコツコツ・ドカンのリスクを避けるべきだと思います。

たとえば100万円を入金して、20万円の利益を得るたびに20万円を出金することをルールにした場合、5ターンが終了時すると口座には100万円+出金100万円(出金手数料は考慮外)となり、その後は仮に口座の100万円をコツコツ・ドカンで全損した場合でも100万円は手元に残る=やり直しができることになります。

というわけで、どちらが良いか?という問いに対するオフィシャルな答えは「国内FX会社」となりますが、資金的に脆弱な我々個人投資家にとっては「海外FX会社」も十分に検討に値するというのが個人的な考えとなります、というお話でした。